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うなぎ桶

うなぎブログ

この本に「モテ」というキーワードはもったいない 二村ヒトシ『すべてはモテるためである』(文庫ぎんが堂)

二村ヒトシ『すべてはモテるためである』(文庫ぎんが堂)

ハウツー本にみえるが、中身は自己啓発寄りである。え?大差ない?

さて、この『すべてはモテるためである』とのタイトルと

二村ヒトシの経歴からするといかにも乱造されている恋愛マニュアルっぽいが、内容は価値あるものである。

私の感想は文末に。では、内容を軽く抽出して紹介する

 

  • 自己分析

まず、この本がすごいと思ったのは第1章の1で

そもそもモテとはなんでしょう?

との問いかけがなされているところだ

そこで「なぜ」モテたいのか、「どういうふうに」モテたいのかと問いかけてくる。

つまり自己分析しろと言っているのだ。

自分の理想を明確化することである。

ここで親切なのはいくつか「モテ」のパターンが示してある点だ。

自己分析なんて面倒だー! とかいう人はここから自分の理想に近いモテ像を選べばいい。

なぜ、こんなことをするか。それは自分について考えるためである

 

  • 自分について考える

自分について考えれば、モテへとつながるという

ここでキツい一言がある(個人的に一番これがこたえた)

ちゃんと考えられれば、とりあえず結論がでます

モテないというか、暗い人は考えが堂々巡りして結論が出ないと二村ヒトシは述べている

馬鹿の考え休むに似たり、ということである(文中ではそういう表現は使ってはいないが)

二村ヒトシは結論がでなければ考えるのは無意味だという

挑発的な言い方であるが、臆病になりすぎることに対する警告だということで私は納得した

 

  • 相手の土俵に乗る
相手と同じルールで動ける

この一言に尽きる。

これは自分の価値観だけで動いていてはいけないということ

相手と共有できる楽しみ、遊びを考える、ということ

 

  • “適度”に自信を

次にこれはその通り! と思ったのは

適度に自信を持て、というところである。

適度に、というのは自意識過剰に陥らないためである

自分は特別だ~とか思って恋愛をするなということだ

誤解なきように願いたいのだが、

二村ヒトシはなにも、卑屈になれとか、自分自身が価値のない人間だと思え

とか言っているわけでは全然ない。

謙虚になれと言っているのである

そしてこれ、無責任に自信を持て、だけで終わっていないところが重要

自分に自信を持つには自分の居場所を作れ、と

これは場所というより、私は心の置き処といったほうがいいだろう

自分が何者なのか、何が好きで何がしたいのか自分でわかってたほうがモテやすいと

二村ヒトシは述べている。これは頷いた。

何者かわからない相手は好きになれない(コミュニケーション取れるかも怪しい)と男である私さえ思う

 

  • エラソーになるな、謙虚であれ

ここでさらにいいことを言う。

自分を謙虚と思い込んでいるが、実はすごくプライドが高い人に対する言葉である

あなたがモテないのは自分のプライドを守りすぎ、とはっきり畳み掛けられる

誰かがあなたの【痛い部分】に触ろうとすると、あなたは、ものすごい速さで逃げる。 言葉としては理解しながら、そのことを【自分の問題として】受けとめられない。

処方としては、自分の知らない世界に行って痛い目をみることだ、とある。

私はぐさっときた。ちなみに私は頑張って今痛い目をみようと思っている最中である

 

とりあえず前半部分からエッセンスを抽出した。

後半はより実践的? な話なので省くことにした。

もしかしたらあとから加筆するかもしれない

 

  • 感想

この本は全体的に読者に対して厳しいこと言う感じで、読者をキモチワルいだのバカだの言っている

これはいわゆる自己啓発セミナー的なアレか? とも思った

罵倒して思考停止させて物を買わせるとかいうアレだ

結構我慢して読まなければならないということを付記しておく

しかし、言っている内容はうなずけることが多かった。

さて、私の一番の感想は

ここにあるのはコミュニケーション一般のことではないか?

ということである。

人間関係の本も多いが、特に「恋愛」というくくりでけっこう本も出ている

しかし、私は恋愛も他の関係も大して差がないと思う

それについては後日また書くが

モテの多様性をはじめに示しておきながら、結局男女関係(における男性向け)に

終始しているのはもったいないと思う

私はあらゆる方面でいい内容だと思うし

この本の使い方としては、限定して使ってしまうのは

もっとも忌むべきところではないかと思う

そう思ったらどうやら、女性向けも出ているらしい

この調子でコミュ力一般についても期待である