精神保健福祉士国家試験まであとわずかなので気になっている方へ
なので試験のお話……これから受験資格を取ろうという方に
仕事ではなく試験にフォーカスします。
介護福祉士とか社会福祉士はきいたことあると思います。
想定する読者は
・これから福祉系大学を受ける
・福祉系大学の社会福祉系の学科
・滑り止めに福祉系大学
・通信教育で福祉系を受ける
・現業で取りたい方
方々です。ちなみにぼくは4大でてから通信課程で受験資格を得ました。
介護福祉士は高齢者、社会福祉士は身体障害者、んで精神保健福祉士は精神障害者とざっくり思ってくださっているくらいで結構です。
資格の難易度について
さっそくですが難易度について資格サイトで見た方、あれはあんまりあてになんないです。なぜか?
それは
受ける人間はみんな環境が違うんですよ!!!
だからあんなんあてにならんですよ。
ええ、これが精神保健福祉士に大事なバイスティックの7原則のうちの「個別化の原則」(個々人の尊重)ですw……という冗談はおいといて
精神保健福祉士国家試験はですね
・年1回
・模試は有名どころが年1回と思っておく
・テキストはほぼ中央法規くらいしか無いと思え
・6割程度取れば合格
・とにかく6割程度取れば合格
・他の人は関係なく6割程度取れば合格
・0点科目があると有無を言わさず不合格
こんな試験です。競争ではないんですね、「六割程度」ってのはちゃんと定められています。調整入ることもありますが、原則そうです。大学受験と違うところはそこです。ただ、模試は大学受験ほどないんで自分の位置といいますが現状を確認する術がすくないので僕は苦労しました(てか怖いです試験直前のいまw)。
科目が多い
17科目です。そして160問くらい。さらにいえば1科目10問てわけでもないです。7問くらいのもあるので0点科目の恐れは意外にあります。もっとも、全体で6割超えで0点科目があるというパターンは考えにくいので心配しないでください、それは次項で
範囲は広そうにみえてそうでもない
広そうにみえるんですけど、実際内容はガンガン重複してるんですよ。なので1科目やると重なってカバーできる科目が結構あるんです。どうやら何年か前はもっと科目数少なかったようです。(それはそれで問題があったようですが)
合格率6割という数字
これ、なんですけどね。高いのか低いのかわかりません。前年比で難しくなった簡単になったてのはありますけど、これから受けるときにそんなん参考になりませんよねあんまり。後からみてそうだったのか、という程度でしょう。
受けてる人たちがいろんな人がいるので、ほぼ参考にならないといっていいと思いますぼくは。福祉系の現役の学生だって何となく受けたとか実習行ったからとか、本気で取りにきてるひと、とかいろいろです。そして実際仕事をしながらの人も精神保健福祉の現場の人とか関係ないひともいるので……データは出ると思うんですがモチベはかなりむらがある印象です。なので問題をざーっとみてください。
資格なくても仕事に就けます。
名称独占といって、「精神保健福祉士」と名乗れるというだけで仕事には就けます。しかし求人には要件を記載していることが多いので必須でしょうねこの業界では。
受験資格でも応募できちゃうんです実は
じつは就活シーズン中なんですよ試験は(1月前)。なので受験資格とか受験資格の見込みで就活してもいいわけですね。
学生は通常、内定後に結果が出ます。
そうなんです。1月末に試験で3月に結果が出ます。
後戻り出来ないのです!(法人が)
だが落ちない方がいいに決まっている。
そりゃあそうです。資格に手当を支給するとかもあるんですが、落ちると風当たりが厳しくなります。もちろん、どちらでもいいようにはしてると思いますが、福祉施設には人員配置の基準があって、資格持ちがいないと補助金がもらえないとか減額される、開けないとかデメリットがありまくりです。
ほぼ唯一経験が実習だけでいい資格
精神保健福祉とか福祉分野は実務経験がいるんですね。10年とか5年とか
それが精神保健福祉士は3年になるメリットがあります。
さらにそもそもの精神保健福祉士は実習が必要なんですけど筆記だけで取れるというありがたい資格です。実務がいる資格「相談支援専門員」とか「サービス管理責任者」は重宝されます。転職にしろ何にしろ福祉は人手不足なんで有利どころではないです。
勉強法については
いや、それは読書猿とかのサイトをみたほうがいいんじゃないかな?
満点を目指さなくていいということについて
勉強法については他のサイトをみてくださればいいとして、この試験は競争でもないし満点を取るのはさすがに難しいんですよね。
過去問のアドバイスには「国勢調査をみろ」とか「厚労省の課長級会議資料を」「官報をチェック」とかちょっとなにそれ無理っていうアドバイスも時々あるんです。なんで満点はつらいと思うんですぼくは
それに次のように
(1)出題基準の基本的性格
出題基準は、試験委員が試験問題を作成するために用いる基準であることから、次のような基本的性格を有する。
要は何出しても「精神保健福祉士に関係ありそうならなんでもいい」ってことなんですよね。それでも多くは消去法で解ける問題にはなってます、が
完璧主義者には向いていない試験であり資格であり職
これ、精神保健福祉士に向いていない人間をあらかじめ落とすため意図的にしてるとぼくは思ってさえいるんですがw そういうことです。確実に解ける問題を増やしていけばいけそうな感じです。全部網羅しようとするとひどいことになります。完璧主義者ってしばしば生きづらいっていいますけどそういう余裕のないひとはこの仕事向いていないって言われている気がしました
最後に、個人的に困ったことでこれから勉強するひとが困りそうなこと
- 模試が少ない
- テキストの選択肢がない
- テキスト分厚すぎてやる気なくす
- 制度改正により教科書が古くなった
1.大学受験に比して模試が少ないのは……仕方ないです。中央法規の模擬問題をなるべく解かずにとっておくという戦略くらいしか思いつかないですね。
2.テキストの選択肢がないのも、仕方がないというか選ぶ手間が省けるとしか言いようが。アプリ版とか電子版という選択肢はあります。
3.テキスト分厚い。ぼくは中央法規のワークブックと過去問の本を分解しました。そして科目ごとにまとめました。1科目だけ、ばらばらなら持ち歩くのも容易ですし、少ないページを何周もするのが楽です。
4.これは悩まされ続けました。福祉関係は法改正が本当に多い。介護保険制度なんて3年一度って決まってるんで当然あるわけでして。あと統計情報は受験年度6月までのやつが出ます。ちなみにぼくがもってる教科書はほぼ全てゴミです。大きな法改正をまたぐように入学したので、最初の時点で古くなりかけだったんですけどね、通信課程で3年くらいいますがそれでもこの有様。なので大学に頼らず中央法規とかの本買った方が安心、というよりそうしなくてはいけません。教科書を読めっていう先生いますけど実際これなんですよね、自分でどの部分が使えるか使えないか判断できるならいいんですよ、「社会理論と社会システム」や「現代社会と福祉」という科目は大部分が使えます。前者は社会学の内容を含みますし、後者は福祉の歴史を辿ったりしている部分が使えます。